花の慶次完全版
この本は、斎藤ひとりさんがすすめている本ではありません。あくまで、私がいいなと思ってる本ですからね。
原作 隆慶一郎 漫画 原哲夫 の戦国時代の漫画です。
戦国武将の前田慶次が主人公の漫画になります。この前田慶次が傾奇者(かぶきもの)と言う設定で、戦国時代の世を渡り歩く漫画です。戦国時代とは言っても、関白秀吉の時代の物語で、戦あり、恋愛あり、傾奇ありと、大変面白い漫画です。
今の時代は平和ですが、経済の面では戦国時代と言えますよね。この時代ならではの生き方が、この漫画を通じて学べるので、そう言う見方で読んでみると面白いですねね。
さらに、男とはどう生きるべきか?女とはどう生きるべきか?そんな所まで感じる物があります。
私が特に好きな主人公の言葉に、『勝ち戦はつまらん!負け戦こそが楽しい!』と言う言葉があるのですが、この言葉の本当の意味は奥深い所にありました。
勝ち戦では、誰も命を落としたくないから無理して戦わないもの。それ故に、負け戦と分かっている戦ほど、勝つ見込みがあり、実際に勝つと面白い
。こんな戦国時代の価値観が、今の時代にも言えるんじゃないかな?って感じます。
この漫画は全国15巻ありますので、程よく楽しい時間を過ごせると思います。
買ってしまえば、読みたい時に何度でも読めます。私は事あるごとに読んでまして、5〜6回読みましたが何度読んでも面白い、そんな内容の漫画です。